ビタミンK


ビタミンKにはK1〜K7の7種類があり、そのなかで自然界に存在するのはK1とK2の2種類です。ビタミンK1は、緑葉植物(ほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、レタス)、大豆、緑茶、レバーなどです。ビタミンK2は、腸内細菌や発酵食品に使われる細菌によって作られ、チーズや納豆に多く含まれます。

・ 血液を固める成分を合成する
けがなどで出血しても血が止まるのは、血液中の血液凝固成分が働くからです。ビタミンKは、この血液凝固成分の合成にかかわっています。不足すると正常な血液凝固因子をつくることができなくなり、けがや内出血、鼻血などが止まりにくくなったり、軽い打撲でも青あざができやすくなります。普段は、出血時とは逆に血液が固まるのを抑制する成分の合成にもかかわっています。


・ 骨にカルシウムを取り込んで丈夫にする
カルシウムが骨に取り込まれて沈着することや、骨が石灰化することを助けたり、骨からカルシウムが失われるのを抑える働きをします。こうした働きを利用して、カルシウムが不足して骨がもろくなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療薬として使われています。


摂取方法

成人男性55〜65μg、成人女性50〜55μg、許容上限摂取量成人で30000μg。納豆に非常に多く、1パック(40g)で348μgも含まれています。抗生物質を服用している人や、新生児では、体内の腸内細菌からの供給が不足するため欠乏しやすくなります。


注意点

過剰症の心配はありません。ただし、血栓症のある人やワーファリン(ワルファリン、抗凝固剤)など一部の医薬品を服用している人は摂取量が制限されます。