マリアアザミ
マリアアザミは、(オオアザミ)キク科の植物で、ヨーロッパでは2000年以上も前から、愛用されているメディカルハーブのひとつ。英名はミルクシスル(Milk thistle)。
有効成分は、種子に含まれる特有の「シリマリン」というフラボノイドで、肝臓を活性酸素による弊害から守るはたらきをはじめ、肝細胞を修復し、活性化させるはたらきもあるとして期待が高まっています。飲酒の習慣がある人や酒量の多い人にはぜひ注目していただきたいハーブです。
・ アルコール性肝障害の予防と改善
アルコール性肝障害患者を対象にして、420mgのマリアアザミを1〜2カ月間投与した臨床試験では、GOTやGPTといった肝障害の指標の改善、食欲不振などの自覚症状の改善が認められました。
このハーブはヨーロッパで自然療法医の間でよく知られており、40年前のドイツでシリマリンが発見されたことがきっかけでマリアアザミ(オオアザミ)の研究が始まりました。シリマリンという物質は、毒素の攻撃を受けやすい肝臓内のレセプターに結びつき、肝臓を守る働きをするのです。
・ ウイルス性肝炎・肝硬変の改善
肝硬変の患者の赤血球と白血球の研究で、マリアアザミ(オオアザミ)が細胞を遊離基(活性酸素)によるダメージから守り、グルタチオンの量を増やすことが判明しています。
肝臓は毒素に対応するたびに大量の遊離基(活性酸素)を発生します。遊離基(活性酸素)は肝臓にダメージを与えてしまうのです。マリアアザミ(オオアザミ)はすぐれた抗酸化作用があり、肝臓のグルタチオンを増産し、肝臓でビタミンEより活発に働き、グルタチオンの濃度を50%以上も増加させます。
サプリメントの場合は、シリマリン換算で1日200〜400mgが目安。1日に3回くらいに分けて摂り、5〜8日くらいで肝臓の障害状況を見る血中のGOTやGPTが下がってくるので、下がってきたら1日の量を減らして280mgくらいにするのがよいでしょう。
長い歴史を持つだけに、大きな副作用などはない安心なハーブとされているが、一部では吐き気や下痢、消化不良、腹部の膨満感、また頭痛やかゆみ、発疹、不眠症などが出る場合もあります。飲みはじめてから体調が思わしくないようなら、飲むのを止めて医師などに相談しましょう。

