カリウム
カリウムには、ナトリウムとのバランスにより細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりする体を調整する働きがあります。主に食塩から摂取するナトリウムは、とり過ぎると高血圧の一因になりますが、その一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。
・ 血圧を下げる
ナトリウムをとりすぎると血圧が上がりますが、カリウムは細胞内の余分なナトリウムを細胞外にくみ出し、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿とともに体外へと排出して血圧を適正に保ちます。また、末梢血管を拡張して血圧を下げる働きもしています。
・ 全身の筋肉や心筋の働きを正常に保つ
筋肉でのエネルギー代謝に働いて筋肉の収縮を円滑に行ったり、心臓の働きを正常に保つ役割を果たしています。もし不足すると筋肉がうまく機能せず脱力感に襲われたり、心筋の働きが低下して不整脈を起こすこともあります。夏場、汗とともにカリウムが失われると、夏バテに陥ることもあるので、十分に補給するようにしましょう。
・ 体内の老廃物を除去
尿酸をはじめとした体内で代謝された老廃物を尿とともに体外へ排泄するのを促します。
カリウムは野菜や果実などの様々な食品に含まれていますが、水に弱いため、調理するとそのほとんどを失ってしまいやすい栄養素です。野菜不足でカリウムの多い食品を摂らないうえに、食品からのカリウム摂取が十分に行えないことが多いため、カリウム不足になりがちです。カリウムサプリメントを上手に食品と組み合わせて利用するのも良いでしょう。
カリウムの摂取量に決まりはありませんが、目安としては食塩の1/3程度と考えてください。仮に1日10gの塩分をとるとすると、3〜4gのカリウムが必要です。
腎臓に機能障害がある場合は、高カリウム血症になることもあります。
