葉酸
葉酸はビタミンB群の水溶性ビタミンで、特に血液と関係が深く、他のビタミンB群、特にビタミンB6、B12、Cと一緒に働きます。DNA合成や細胞分化に作用するので、細胞分化の盛んな胎児や乳幼児には欠かせません。脳や脊髄の先天異常や発育不全も防ぐため、特に妊娠初期の女性は積極的に摂りたいものです。アメリカ政府や、日本の厚生労働省も、妊娠を希望するすべての女性に対し1日400μgの摂取をすすめています。
・ 血液(成分)をつくる
ビタミンB12と協力して赤血球をつくります。赤血球の寿命は約4カ月と短く、また葉酸は体内の貯蔵量も少ないので、体内の葉酸が不足した場合、悪性貧血を引き起こすことがあります。
・ 新陳代謝を促す
葉酸は体の細胞がつくられるときに重要な働きをします。不足した場合、口内炎、舌炎などの症状を引き起こすことがあります。
・ 抵抗力を強化する
抗体をつくり出す働きがあり、病原菌に対する抵抗力を高めます。
・ 尿酸の生成を抑制する
プリン体が代謝されて尿酸がつくられるときに働く酵素、キサンチンオキシターゼの働きを低下させる作用があります。その結果として、血液中の尿酸増加を防ぎます。
最初に抽出されたのはほうれん草からで、ラテン語で葉を意味する「フォリウム」から名づけられたもの。その名の通り、植物に多く含まれている。1日に摂りたい目安は240μgで、上限が1000μg。
最近ではグレープフルーツに葉酸が多く含まれることがわかっており、250ccのグレープフルーツジュースで約135μgの葉酸が摂れると言われています。また、葉酸は食生活の乱れや喫煙、アルコールで分解・排出されてしまうため、不足がちになることが多く、妊娠などの特別な場合だけでなく、日頃から心がけて摂らなければいけない成分であるといえます。
薬やサプリメントを上限量をこえて大量摂取した場合は、神経障害、発熱、じんま疹などの過剰症がおこるとの報告があります。

