コエンザイムQ10


コエンザイムQ10(CoQ10)は以前からうっ血性心疾患などの治療薬として使われていたもので、2001年4月の食薬区分改正によって、サプリメントに使用できるようになった成分。別名ビタミンQ、ユビキノンとよばれる脂溶性のビタミン様物質で、体内でも合成されますが、加齢とともに体内での合成が低下します。
細胞や組織の生命活動を補助する働きがあるため、心臓疾患や高血圧症などに利用されます。また、強力な抗酸化作用をもつため、さまざまな生活習慣病の予防効果も期待されています。


・ 慢性疲労の改善
臓器や筋肉が働くためにはエネルギーが必要ですが、エネルギーを生み出すもとになるのがATP(アデノシン三リン酸)という物質で、このATPを作り出すために必要な補酵素としての働きがあります。
細胞のエネルギーを生成しやすくするので、疲労回復や加齢に伴う肌のトラブルの修復にも効果が期待できます。


・ 心臓機能の改善
コエンザイムQ10は元々、医薬品としてうっ血性心不全の治療薬として使われていました。心臓の役割は体のすみずみまで栄養と酸素を届けることです。このポンプを動かすエネルギーを作るためにはコエンザイムQ10が欠かせません。
心臓のコエンザイムQ10含量は20代がピークですが、40代で30%、80代では50%以上失われます。心臓病患者のほとんどは補酵素を欠乏させていて、中高年のうっ血性心不全患者の3/4が、補酵素Q-10を摂る事で症状の改善をみています。


摂取方法

コエンザイムQ10は、加齢だけでなく、ストレス、偏った食事などでも不足しがちな栄養素。いわし、まぐろ、さけ、かつおなどの青魚、レバー、もつ、豚肉、牛肉などの肉類、ピーナッツなどに比較的多く含まれますが、食物だけで完全に補給するのは難しいでしょう。サプリメントで効果的に摂りましょう。
コエンザイムQ10は水に溶けず,油に溶けやすい素材なので,油分を含んだ食事直後に摂取することが大切です。空腹時では十分に吸収されず効果が半減してしまいます。
摂取量の目安は、1日60〜300mgですが、さらに高濃度の摂取でも副作用がないという報告もあります。


注意点

通常の食材に近い成分であり、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。
コレステロール低下薬としてよく知られているスタチンは同時にコエンザイムQ10の生合成を阻害し、これを減少させます。コレステロール降下薬を服用している場合は、コエンザイムQ10をサプリメントで補給するほうが好ましいでしょう。

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